リーズナブルな価格で整形手術を受けることができる韓国の美容整形クリニックは、とても大きな人気を集めていますよね。
2016年の時点で、美容整形を目的に韓国を訪問した外国人観光客の数は90,000人を超えていることがわかっています。
2018年の現在では、さらに増えていることが予想されているため、韓国での美容整形をとても身近に感じている日本人も増えてきました。
しかし、韓国での美容整形はメリットばかりではありません。
気軽な気持ちで美容整形手術を受けた後、思いもよらないような最悪な結果が待ち受けているケースも多発しているんです。
韓国で美容整形の失敗事例
韓国は美容整形の技術は世界トップクラスです。しかし、必ず失敗しないわけではありません。そのため、失敗するリスクがあることを覚えておきましょう。
それでは、実際に失敗してしまった事例をご紹介いたします。
日本人が死亡してしまった事例
外国人患者の被害も少なくない。15年11月には、ソウル市江南（カンナム）区で鼻と顔の輪郭の整形手術を受けた日本人女性が、手術から4日後に遺体で発見された。警察によれば、死因は塞栓症か薬物中毒と推定されている。
引用元：https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171023/Cyzo_201710_110_3.html?_p=2#ixzz5TP5nSZ4j
鼻と顔の輪郭の整形手術で、まさか死亡事故が起きてしまうなんてとても信じがたい出来事です。
死因には、「塞栓症」または「薬物中毒」と記載されていますが、塞栓症は血管内に異物が混入したことにより生じます。
どのような手術が行われ、どんな状態でこのような結果になってしまったのかはわかりませんが、どちらの死因にしても日本で行われている通常の美容整形では考えにくいことだと言えるでしょう。
タイ人の失敗事例
また、16年3月には、鼻の整形手術と脂肪移植手術を受けたタイ人女性が術中に呼吸停止に陥り、そのまま死亡する事故も起こった。
引用元：https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171023/Cyzo_201710_110_3.html?_p=2#ixzz5TP5nSZ4j
手術中に呼吸停止に陥ってしまい死亡した女性の例ですが、専門的知識を持った美容外科専門医と、麻酔専門医が立ち会いのもと施術を行っているのであれば、考えにくい事故になります。
韓国では、美容外科専門医が執刀するのではなく、専門的な知識を持たない別分野の医師が手術を行うケースが急増しています。
さらに、麻酔専門医が不在のケースもあることから、しっかりと呼吸管理ができていない状態で手術が行われることも少なくありません。
韓国で美容整形手術を受けるのであれば、しっかりと麻酔専門医がいるのかも事前に確認しておかなければいけませんね。
有名グランド整形外科での死亡事故
13年7月には、最悪の事態も発生している。韓国で名の知れた「グランド整形外科」で手術を受けた女性患者が、手術中に死亡したのだ。
全身麻酔をかけられていた患者に酸素が供給されなかったことが原因とされており、医師は患者がチアノーゼを呈し、心停止に陥っていることにも気づかず手術を続行していたらしい。
引用元：https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171023/Cyzo_201710_110_3.html?_p=2#ixzz5TP6BOw1a
韓国で有名な美容整形クリニックの1つが「グランド整形外科」になります。
グランド整形外科と言えば、韓国アイドルグループのメンバーも整形手術を行ったクリニックとしてかなり有名です。
特にナチュラルに仕上げてくれる鼻整形が人気を集めているようですが、施術中に女性患者が死亡していたなんて、とても驚いてしまいますよね。
注目したいのは、全身麻酔をかけられていた患者に酸素が供給されていなかったことです。
このような初歩的なミスにより、手術を受けた女性患者はとても残念な結果になってしまいましたが、麻酔専門医が手術に立ち会っていなかったのか疑問が残るところです。
整形の失敗事例や顔が崩れた画像
続いてご紹介したいのは、韓国で美容整形手術を行った人の失敗事例と画像になります。
これから韓国での美容整形手術を検討している人は、このような事例もあるということをしっかりと覚えておいてください。
7年で約300万円の整形で顔が不自然に
彼女は、7年でおおよそ300万円の整形費用をかけて失敗しました。
二重まぶたの手術を行った後、目頭と目じりの切開を2度行いました。その後、涙袋を3度、鼻を2回を手術し、その後、唇と顎を削る生計を行いました。
そして最後に、顎の脂肪移植を行ったものの、満足のいく顔を手に入れることはできませんでした。きれいになるために整形手術をしたのにもかかわらず、このように失敗してしまえば意味がないですよね。
整形で目が不自然に
女性の画像を見ると分かるように、二重まぶたでパッチリというよりは、どちらかというと眠たそうに見えてしまっていますよね。
二重まぶたにする手術には、切開する方法と埋没式と呼ばれている方法の2種類があります。
どちらも美容整形の中ではとてもオーソドックスな施術となっていますが、未熟な医師のもとで二重手術を行うと、このように不自然になってしまうケースも少なくありません。
さらに見た目がおかしいだけではなく、視野が狭くなってしまったり、ひきつったような感覚が取れなくなってしまったりと、強い違和感を感じてしまうことがあります。
整形でおでこが大きく出っ張ってしまった
女性らしい丸いおでこに憧れて、美容整形に挑戦するケースも増えています。
しかし、画像の女性のように不自然におでこが大きく出っ張ってしまう失敗例も残念ながら急増しているんです。
立体的な丸みを帯びた女性らしいおでこを手に入れるためには、ヒアルロン酸注入や脂肪注入、アパタイト等を使って施術が行われていますが、細かい微調整が必要になってくることから、熟練された医師のもとで行う必要があります。
特に日本人が韓国で美容整形を行う場合には、日本語が通じずに細かい調整ができなくなってしまうこともあるので要注意です。
昔からコンプレックスであった鼻の形を変えようと、家族の反対を押し切りながら全財産を使って、なんと合計で15回もの手術を受けました。
それでも結果的に望んだ形になる事はなく、手術を執刀していた医師が美容外科専門医でないことも後に発覚しています。
美容整形で顔がめちゃくちゃに
離婚した後に理想の相手を探すため、豊胸手術に挑戦しました。
しかし、こちらも結果は残念なことに手術を受けたことによる感染症に何度も悩まされただけではなく、右側の乳房は左側の半分になってしまったとのことです。
彼女は、整形手術を受けたことにとても後悔し、二度も自殺を図ったと言います。
これからの人生を豊かにするため、前向きな気持ちで受けた整形手術に挑戦する人はとても多いと思います。
ですが、結果的に未来を台無しにしてしまう結果もあるということをしっかりと理解した上で、慎重に美容整形手術は受けなければいけないことがわかりますね。
もし、美容整形で失敗してしまった場合
実際に韓国で美容整形を行い、万が一失敗に終わってしまったときには、一体どうすれば良いのでしょうか。
今からご紹介する女性の例を参考に見ていきたいと思います。
失敗した場合に慰謝料などは請求できるのか
韓国での美容整形について。返金および慰謝料の請求は可能でしょうか。
約一年程前に韓国の美容整形外科にて顔面の骨切りの施術を行いました。私は顔の大きさが悩みで骨切り手術を決断し、韓国語と日本語通訳会社を通して病院で施術を行いました。
私は自分の顎が気に入っていたのでその際はっきりと顎の長さは変えないでくださいとお伝えしました。
施術後顔見るとびっくり、、、あれだけ顎は削らないでくださいとお伝えしたのに大幅に削られ形は尖っていました。
また手術により大幅に非対称になり視力も大幅に落ちました。
もう全て人生を狂わせられました。向こうは返金に応じません。ミスも認めません。不満を言うと時間をかけてゆっくり治ると申しています。
不満を書いたらキリがないのでここら辺でやめますが質問はこの場合返金及び慰謝料をもらうことは可能でしょうか？
正直あまりお金に余裕はありません。どう対応していいか分からず困っています。お力貸して頂けたら幸いです。
弁護士ドットコムより引用
しっかりと要望を伝えていたのにもかかわらず、とても残念な結果になってしまっていることに驚いてしまいますよね。
さらに、ミスを認めて返金に応じることもないクリニックの不誠実な対応には、憤りさえ感じます。
この女性がクリニック側に返金を求めたり、慰謝料を請求したりするのは当たり前のように感じてしまいますが、これが法的にどのようになるのかがとても気になるところです。
弁護士の回答
あなたの希望と異なる施術をされたこと、施術ミスであることを証明できるかが問題となります。
カルテ等を確認しながら、証拠の有無から考えていく必要があります。今後のこともありますので、弁護士に直接相談されることをお勧めします。
弁護士ドットコムより引用
弁護士の回答にあるように、クリニック側の施術ミスを訴えるのであれば、それを証明するカルテ等の証拠が必要となってきます。
この証拠集めを素人が行うのはとても難しい事なので、結果的に弁護士に依頼する形にならざるを得ないのが現状です。
しかし、女性の相談内容を見てもわかりますが、お金に余裕がない状態で困っている時に、さらに弁護士費用を支払うのは難しいですよね。
このような事態を未然に防ぐためにも、韓国で美容整形を検討しているのであれば、しっかりとリサーチを行い、信頼できるクリニックを探さなくてはいけません。
自分自身でどのようにクリニックを探せば良いのかわからない時には、技術力の高い人気クリニックを紹介してくれるサービスがあるので、そちらを上手に活用するのも1つの方法です。
韓国の美容整形で失敗しないためには
美容大国として知られている韓国では、プチ整形が当たり前とも言われていますよね。
日本や中国からは、比較的安い費用で整形手術を受けることができる韓国のクリニックがとても人気を集めていますが、安い価格にだけつられてしまい安易な気持ちで整形を行うと、失敗してしまうケースも少なくありません。
とても有名なケースで話せば、美容整形の副作用により食事を一切食べれなくなってしまった女性がいました。
この女性の場合、外科手術を行った直後から激痛に襲われるようになり、鎮痛剤が手放せなくなってしまったのだそうです。
その鎮痛剤の副作用で食べ物を嘔吐してしまうのですが、ただ整形して綺麗になりたかっただけなのにこんな結末が待っていたらやり切れなくなってしまいますよね。
そこで、韓国の美容整形で失敗しないために、覚えておいてもらいたい3つのポイントをまとめてみました。
ポイント1．日本語対応のクリニックを選ぶ
韓国のクリニックでは、まず最初に医師や看護師とカウンセリングを行うのではなく、コーディネーターとカウンセリングを行うケースが増えています。
このコーディネーターが仮に日本語を話せたとしても、実際に施術を行う医師とコミニケーションがとれなくては、美容整形が失敗に終わるリスクを高めてしまいます。
そこでまず、選ぶポイントとして重要となってくるのが、しっかりと日本語対応してくれるクリニックであるかどうかです。
日本語対応してくれるクリニックであれば、通訳として間に入ってもらうことができるので、医師とのコミュニケーションもしっかりと取ることができます。
美容整形は細部にわたり要望を伝えなければ、自分の想像とは違った仕上がりになってしまうことも少なくありません。
日本のクリニックであれば、日本語で細かいニュアンスを伝えることができますが、言葉が通じないと大まかにしか伝えることができなくなってしまうので、大変危険なんです。
最近では日本人観光客の整形手術が増えていることから、日本語対応のクリニックも増えてきました。
韓国で美容整形といえば、いかに安く施術を受けることができるのかを考えてしまう人も多いのです。
しかし価格よりも大事なのは、コミュニケーションがしっかりと取れることなので、まずは日本語対応クリニックを探すようにしてください。
ポイント2．技術力の高い信頼できるクリニックを選ぶ
インターネットでの口コミが良ければ、それだけでなんとなく良いクリニックのように感じてしまいますが、口コミだけに惑わされていると良いクリニックを選ぶことができません。
韓国の美容整形クリニックで失敗するリスクを減らしたいのであれば、技術力の高い信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
そのためにはいくつかのポイントがありますが、第一に美容整形外科専門医であるかどうかをチェックする必要があります。
美容整形手術は、美容整形外科専門医でなければ執刀できないわけではありません。
大げさに言ってしまえば、内科医でも執刀することが可能なので、自分の手術を執刀してくれる人が専門的知識を持った美容整形外科専門医なのかどうかを見極める必要があります。
病院に直接問い合わせるのも良いと思いますが、院内に専門医の資格証明書があるのかどうかをチェックしてみるのも1つの方法です。
さらに、たとえ専門医であったとしても技術が未熟であれば、失敗するリスクが高くなってしまいますよね。
技術力の高い医師を選ぶためには、どれだけ多くの症例をこなしているのかもポイントになります。
医師の経歴や、大手病院の名前につい気をとられてしまいがちですが、それよりも大切なのはどれだけ多くの手術を経験しているかになるので、安くて空いているようなクリニックは避けてください。
韓国には、美容整形の街として有名な江南地区がありますが、ここではあちこちに美容整形クリニックが点在していて、かなりの激戦区としても知られています。
この地区で、飛び抜けて価格が安いわけでもないのに順番待ちしているような人気クリニックであれば、技術力に優れた信頼できるクリニックである可能性が高いです。
ちなみに、韓国の芸能人は美容整形手術を受けている人がとても多いので、どのような病院のどんな医師に手術をお願いしているのかをチェックしておくのも良いですね。
日本で人気の高い「チェ・ジウ」「キム・テヒ」「ヨンア」も整形美女だと噂されていますが、あれだけ美しい顔立ちを整形手術で本当に作ることができるのだとしたら、かなりの技術力の高さです。
保健福祉部認定
他にも選ぶ基準として、「保健福祉部認定」があります。
保健福祉部認定とは、韓国政府が提示している世界水準を満たしているクリニックのことです。安全性をしっかり考慮しながら、なおかつ満足度の高い施術を受けることができる証になります。
ポイント3．保証・フォローのあるクリニックを選ぶ
日本では、美容整形を行っているクリニックの多くが、万が一のケースに備えてアフターケアとし、施術に対しての保証を行っています。
例えば湘南美容クリニックでは、しっかりとした保証書が発行され、あらゆる部位に対しての細かい保証があります。
また、二重整形手術で有名な城本クリニックでは、1年保証と永久保証の2つの保証制度から選ぶことができる仕組みになっています。
韓国のクリニックでも日本のクリニックと同じように、保証制度が存在していますが、全てのクリニックにこのような保証やフォロー制度があるわけではありません。
日本と同じく、クリニックによっては保証制度が充実していますが、あまりに安い価格で施術が行われているクリニックの場合、アフターフォローとしての保証が全くついてこないケースもあります。
保証制度がないと、いざ失敗してしまった時にも無料でやり直してもらうことができないので、さらにお金がかかってしまう恐れがあります。
保証がしっかりと充実しているクリニックであれば、期限内に無料で再手術を受けることも可能となっているので、安心して施術を受けることができますよね。
なお、保証制度はクリニックにより異なりますが、日本に帰国してからもアフターフォローを受けられるケースもあります。
このような保証であれば、韓国での滞在期間を短くすることができるので、旅費も最小限に抑えることができます。
まとめ
今回は、急増している韓国での美容整形クリニックによる失敗と、リスクを少しでも回避するためのポイントについてご紹介しました。
多くの事例を見ていただくと分かるように、美容整形の施術を受けた後に予期せね結果に見舞われてしまい、その後の人生に大きな影響を与えてしまったケースも少なくありません。
今現在、韓国での美容整形はとてもリーズナブルになっているので買い物感覚で行われている現状があります。
後に後悔しないためにも、これから韓国で美容整形を検討している人は是非参考にしてみてくださいね。
※完全無料・お断り自由
